菅野智之選手の実績
巨人・原辰則監督の甥にあたる。
神奈川県相模原市出身で鶴ノ台小学校1年から東林ファルコンズで投手として野球を始めると、新町中学校3年では県大会で優勝、関東大会でベスト8に進出する活躍をみせた。
地元の強豪・東海大相模に進学すると2年生となった2006年の春からベンチ入りし、3年生となった2007年春季大会では横浜高校を相手に16奪三振を記録、惜しくも敗れたがストレートは140km中盤をマーク、決め球のフォークもコントロールできるようになり一気にブレークした。成田高校との練習試合でも19奪三振をマークした。
夏の選手権神奈川大会では決勝で桐光学園に敗れ甲子園には届かなかった。
大学でも1年春には抑えとして登板しリーグ制覇に貢献すると、秋には先発として5勝0敗、防御率0.24の成績を残している。
2008秋 6試合5勝0敗、38回、21安打33奪三振 自責点1 防御率0.24
その後リーグでは敵なしで2010年春までに20勝に到達(2敗)
2009春 7試合5勝1敗 36回 27安打26奪三振 自責点4 防御率1.00 最優秀投手
2009秋 7試合5勝1敗 51回2/3 67奪三振 自責点7 防御率1.22 最優秀投手
2010春 6試合5勝0敗 41回1/3 16安打39奪三振 自責点2 防御率0.44 最優秀投手
2010年の全日本大学選手権でも同志社戦で7回コールドながらノーヒットノーランを達成、154kmの速球とフォークで10三振を奪っている。
続く慶応大学戦でも9回を4安打17奪三振と圧倒し155kmもマークした。東洋大戦では連投の疲れもあり、同じ3年生の藤岡投手に敗れている。
2010年大学選手権
白鴎大戦 8回 3安打 5奪三振 自責点0 MAX154km ※神宮球場
同志社戦 7回 0安打10奪三振 自責点0 MAX154km ※神宮球場 ノーヒットノーラン(7回参考)
慶應大戦 9回 4安打17奪三振 自責点1 MAX155km ※神宮球場
東洋大戦 5回2/3 8安打 1奪三振 自責点0 MAX150km ※神宮球場
世界大学選手権のメンバーに選ばれると、予選のキューバ戦では4-9と劣勢の7回から登板し5奪三振を奪ったが7回に1失点、8回に2失点で3失点を喫した。
準々決勝の台湾戦では先発し5回を4安打4奪三振で無失点に抑え、日本の銅メダルに貢献した。
秋季リーグ戦では6勝0敗、51回を投げて失点はわずか1のみ。防御率0.18で2009年春季から4回連続4回目の最優秀投手に選ばれた。
横浜市長杯争奪大会でも中央学院大戦で秋吉投手と投げ合い2-1で勝利するなど勝利に貢献しMVPを獲得した。
2010秋 7試合6勝0敗、51回 、 19安打53奪三振 自責点1 防御率0.18 最優秀投手
明治神宮大会1回戦の関西国際大戦では雨の中、スライダーを駆使して5回までパーフェクトピッチング、6回に自らのエラーでランナーを出すと、初ヒット、そしてタイムリーを許してしまったが、9回2安打5奪三振の危なげない投球を見せた。
決勝の早稲田大戦では福井優也(2010年広島1位)、大石達也(2010年埼玉西武1位)、斎藤佑樹(2010年北海道日本ハム1位)らと投げ合い、8回5安打6奪三振も2失点で1-2で敗れた。
4年生となった2011年春季リーグ戦でも6試合を投げて4勝1敗、45回、48奪三振、自責点0、防御率0.00。
通算30勝、10完封を記録している。