中村士朗（桜美林大学） | ドラフト候補とみんなの評価

平成28年4月23日
対東海大戦にて青島投手より同点となる特大本塁打を放つも
ミスジャッジにてファール判定となりチームも敗退

中村士朗選手の学年は2年です。
修正お願いいたします。

中村士朗選手の出身（高校）が表記されていませんが、『千葉経済大付属高校』です。承認の際に追加をよろしくお願いいたします。

寸評　久しぶりに現れた千葉経大附の左のスラッガー。千葉県の名門シニア・千葉北シニア出身で、夏ではいきなり3番に座る。懐の深い構えから鋭い打球を飛ばしている。ぜひ3年間追いかけて見て行きたい選手の一人。

（打撃）

　スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いてやや重心を下げて構えている。腰が据わっており、懐の深いどっしりとした構えには高校1年生とは思えない雰囲気を感じさせる。一つ一つの投球の見送り方がよく、打席内の集中力の高さも感じさせる。
　
　投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げていき、インステップ気味に踏み込んでいる。

　トップの動きを見ていくと捕手側方向へ大きく取っていく。強い打球を打ち返せる形ができている。やや下半身が崩れそうになっているが、なんとか我慢することができている。インパクトから振り出しまで無駄がなく、スイング自体も高校1年生とは思えないほどの力強いモノがあり、この世代の千葉経大附打線。結構潜在能力の高い打者が揃っているので、その中でクリーンナップで打つほどなのだから、いかにしてこの選手の打撃力が抜けているのが分かるだろう。

（守備・走塁）
　
　サードの動きを見ていると前後の動きは良く、地肩の強さも1年生としては中々で、筋力的なモノは1年生としては高いモノを秘めているのではないだろうか。

塁間タイムは4.30秒前後とあまり速くない。最低でも4.20秒前後まで速くしていきたいところ。
将来の可能性　この夏、千葉経大附は1年生3人が先発出場したが、打撃の素質はやはり彼が一番だろう。素質はもちろんだが、1年生とは思えないほどの堂々とした雰囲気も魅力的で、1年生でこれほどの素質を示した千葉経大附の打者も久しぶりだ。そのパワーを活かせる技術を身に付け、継続的に結果を残せるか。2014年度の千葉県を代表するスラッガーと成り得るか注目していきたい逸材だ。
情報提供・文：2013.01.26　河嶋 宗一