武藤好貴選手の実績
北海道出身で中学生の時は内野手だった。
札幌藻岩高校に入学すると2年生となった2004年の秋季北海道大会では準決勝まで勝ち進むと、準決勝では強豪の鵡川高校を相手に、5安打14奪三振で完投勝利し準優勝を果たす。
3年生となった2005年は甲子園出場も期待されたが、夏の選手権、地区大会2回戦で敗退した。
中京大に進学すると、2年生の秋季リーグ戦では初戦の名商大戦で2-1と1点差の8回からリリーフし2回を1安打に抑えてセーブするとその後の抑えのエースとして登板しチームの勝利に貢献した。明治神宮大会にも出場を決めると、1回戦の上武大戦では0-5と点差をつけられた4回に登板、146kmを記録したものの1失点を喫した。2回を投げて3安打1失点。
4年生となった2009年の春季リーグ戦で先発に転向すると初戦となる名商大戦で5安打1失点3奪三振で完投勝利を挙げ、愛院大戦では2安打7奪三振で完封勝利を挙げた。また東学大戦では1-1のまま延長に入ると、17回まで216球を一人で投げ抜き、2-1で勝利するなど驚異のスタミナもみせた。5勝1敗、61回を投げて43安打、45奪三振で防御率はリーグ1位の0.89をマーク、リーグ制覇に大きく貢献し、MVPとベストナインに選ばれた。
ドラフト候補としても名前が挙がったが、プロ志望届けは出さずにJR北海道へ進むと、2010年都市対抗の予選では決勝の航空自衛隊千歳戦で147kmをマーク、8回6安打1失点で勝利して本選出場を決めるなど、合計15回投げて1失点でMVP、新人賞を獲得した。
本戦では1回戦で三菱重工名古屋と対戦、先発すると6回を2安打6奪三振と好投したものの5回のホームランを浴び、それが決勝点となって敗戦した。
日本選手権ではJFE西日本戦で先発すると7安打を打たれるが7奪三振で完封勝利を挙げた。
「カット、フォークは思うところに決まらなかったがストレートはよかった」と話す。