伊藤直輝選手の実績
新潟県関川村出身で関小学校2年生の冬から関川スポーツ少年団で野球を始めると、最初は阿部慎之介(巨人)に憧れてキャッチャーでプレーしたが、3年生の時はサードなど様々なポジションを経験し、4年生から投手となった。
関川中(統合前は関谷中)でも野球部でプレーし3年生の時に県総体で準優勝、北信越大会では1回戦で敗れ全中出場はならなかった。
日本文理高校に入学すると2年生となった2008年の夏の大会では抑えとして登板し新潟明訓などをやぶったものの、準決勝で新潟県央工に敗れた。
秋季大会では新潟県で優勝すると、北信越大会でも先発として登板し、リリーフを仰ぎながらも優勝を果たした。明治神宮大会では初戦の鵡川戦で2回まで5失点、2回1/3を投げて9安打を打たれて降板した。
3年生となった2009年のセンバツ大会では初戦で優勝した清峰と対戦、今村猛(2009年広島1位)と投げ合うも5回5安打3失点で降板、試合も今村に完封され0-4で敗れた。
夏の新潟県大会では準々決勝まで14回を投げて6安打1失点、準決勝では昨年屈辱を味わった新潟県央工業を5回コールド、2安打8奪三振で完封すると、決勝の中越戦では8四死球を出したものの4安打6奪三振で4失点に抑えて優勝を果たした。
甲子園では初戦となる2回戦で寒川(香川)を8安打10奪三振3失点で完投勝利を挙げると、3回戦では日本航空石川に10安打を浴びながら13奪三振で5失点に抑え12-5で勝利した。
準々決勝の立正大淞南戦では7安打7奪三振で11-3で勝利すると、準決勝では県岐阜商と対戦、ドラフト候補だった山田智弘投手と投げ合い6安打11奪三振で1失点に抑えるこれまでで最高のピッチングを見せた。
決勝の中京大中京戦では5回までは2失点に抑えていたが、連投の疲れもあり6回に6失点、17安打で10失点を喫したが、打線が9回に5点を奪い、9-10と1点差の敗戦となった。
プロ志望はせずに東北福祉大へと入学すると、1年生となった2010年の春季リーグ戦からベンチ入りしたが登板は無し。新人戦で5回2アウト、ランナー3塁の場面でリリーフ登板しタイムリーを浴びたがその後は抑えてサヨナラ勝利を挙げた。
2年生となった2011年の東北大戦で5回3安打6奪三振に抑えて8-0で勝利すると、宮城教育大戦でも5回1安打5奪三振など3勝0敗、24回で24奪三振、被安打13で自責点は3点に抑えた。