釜田佳直選手の実績
石川県出身で、御幸中学では軟式でプレー。
金沢高校に入学しすぐに143kmをマークして周囲を驚かせた。北信越大会の初戦、高岡商業戦で先発し145kmをマークする投球で好投を見せたが、後一人という所で同点に追いつかれ、延長戦で敗れた。
2年生となった2010年春季大会ではエースとして活躍したものの、遊学館戦で延長10回まで1安打に抑えながらも味方の援護がなく11回にサヨナラを喫した。
7月25日の夏の石川大会、金沢工業戦で151kmをマーク、三振10を奪いを完封した。
明治神宮大会では1回戦の東北戦、初回に150kmを3回叩き出し、その後もここぞというストレートは148km、149kmなどをマークした。その割には11安打を浴び7奪三振という内容だが、スライダーを有効に使い7回までは1失点に抑えていた。
2010年7月25日の報知新聞記事を転記します。
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/hs/news/20100725-OHT1T00242.htm
マー君を超えた。金沢の釜田佳直(2年)が自己最速を1キロ更新する151キロを出した。6―0の9回2死満塁、カウント2―0の119球目の直球で記録。「今まででダントツの速さ。手からボールが離れたら、すぐミットに入ってました」と打席の金沢工・中嶋悠悟(3年)も仰天。外角低めに外れたが、続くスライダーで10個目の三振を奪い、完封勝利を挙げた。
「今日は力が入って調子が悪かったです」と右腕。実は8回の投球練習で右ふくらはぎがつっていたが、気づかれないように続投し、150キロ超えを果たした。
2年夏の151キロ計測は、04年の大阪大会で大阪桐蔭の辻内崇伸(現巨人)が記録。右投手では05年、夏の甲子園で駒大苫小牧・田中将大(現楽天)が出した150キロが最速といわれる。マー君を上回った釜田だが、「球速はおまけです。チームが勝つのが大事」と謙虚だ。