上村健人選手の実績
神奈川県出身で小学校の頃にヤンキーズの松井に憧れ、右利きだったが左打者に転向した。中学では海老名シニアで外野手として活躍すると、ダルビッシュ有投手に憧れを持ち、越境して東北高校入学を果たす。
入学して投手に転向し1年生で唯一2009年の夏選手権でベンチ入りすると、秋季大会では一塁手として中部地区予選の聖和学園戦で初ホームランを放つなど2安打2打点の活躍をみせた。
入学時94kgだった体重が秋には100kgを越えると、冬は朝8:30から夕方までポール間走でひたすら走りこみを続け87kgまで体重を減らすと、下半身が安定すると投球も力強さが増した。
2年生の夏は投手としても登板したものの経験がまだ浅くヒットを打たれながらも粘りの投球を見せ、宮城農戦では5回を3安打無失点に抑えた。しかし準決勝の気仙沼向洋戦では4回を5奪三振も5安打で2失点して降板、その後チームは勝ち越したがリリーフ投手が打たれ敗れた。
早い夏の終わりとなった7月に新チームの主将に任命され、エースも託されると、秋季大会ではエースとして決勝で仙台育英をやぶり宮城大会で優勝、東北大会では大曲工戦で6回3安打無失点に抑えて勝利に貢献すると、宮城対決となった東陵戦では9回を7安打1失点に抑えて1-1のまま降板、チームは10回にサヨナラ勝利した。
決勝では光星学院と対戦、14安打を浴びながら3失点に抑える粘りのピッチングで優勝を果たした。
明治神宮大会では1回戦の金沢高校戦で9安打を打たれながらも要所でシュート気味に沈む球でゴロを打たせて取るピッチングを見せて完封勝利をした。奪った三振は3つ。