大谷翔平選手の実績
岩手県出身で水沢南中学校では一関シニアで硬式でプレーしていた。
菊池雄星投手の活躍もあり、地元でもある花巻東高校に入学すると1年生の春から4番ライトに抜擢されるなど期待され、2010年の夏の選手権岩手大会では4回戦の盛岡中央戦で0-8となった6回に登板し1回をノーヒットに押さえ、7回表には打席に立つとヒットを放った。しかし点を奪うことはできずチームはコールドで敗れた。
新チームになるとエースで4番を任されるようになり、岩手大会の3位決定戦では7回から登板し3失点したもののチームは勝利、東北大会への出場を決めた。
東北大会では初戦の学法石川戦で6回からリリーフ登板すると147kmをマーク、1失点したものの5三振を奪うなどプロのスカウトが注目する投球をみせた。チームは3-4で敗れた。
2年生となった2011年の春、山形中央との練習試合で4回をパーフェクト、11奪三振という投球を見せると、春季高校野球岩手大会の地区予選1回戦・花巻南戦では打ってはサイクルヒット、投げては5回参考ながらノーヒットノーランを記録した。
岩手大会1回戦の盛岡大付戦では巨人、広島、中日、横浜、東北楽天、福岡ソフトバンクの6球団が集まるなかで147kmをマーク、3安打13奪三振で1失点という投球を見せ、「今年でもドラフト1位」という評価を受けた。
準決勝の盛岡一戦では147kmを3度マーク、非公式ながら151kmも記録し、6回5安打10奪三振でコールド勝ち。
決勝ではライトで出場すると、ツーベース、スリーベース、シングルとヒットを放ち、サイクルヒットまであと一歩の3安打2打点で優勝に貢献した。
4月29日の聖光学院との練習試合で151㎞をマーク、高校史上最速で150㎞台をマークしたと言われている。
夏の岩手大会では久慈東戦の1試合に登板したが、左足に違和感があり1回2/3を2安打4失点という内容でその後は登板が無い。
3年生となった2012年センバツ大会では150kmを記録するも11四死球を与えて9失点、荒れたピッチングで9回2アウトで降板する苦いマウンドとなった。しかし打撃では甲子園のライトスタンドポール際の深くにホームランを放ち、スカウトからは打者としての評価を挙げた。
その後、5月の浦和学院との練習試合で151kmを記録するなど投手としての成長も見せている。
最後の夏となる2012年岩手大会では準決勝の一関学院戦で先発すると6回に160kmを記録、13奪三振で1失点に抑えて完投勝利を挙げた。