川崎真選手の実績
広島県出身で小学校3年生から野球を始めると、大野東中学校では広島西シニアでプレーした。140㎞を越すストレートを投げ、中田翔(広島鯉城シニア、2007年北海道日本ハム・高校生1位)より素質は上と評価されており、山口大会の北九州中央シニア戦では16奪三振をマークするなど二桁奪三振は当たり前だった。
3年生でシニア全日本代表に選ばれるとCABA全米選手権大会のウエストミシガン戦でノーヒットノーランを達成した。
当時のコメントとして、「打たせて取るピッチングをして、みんながしっかり守ってくれたからできました。世界との差を感じたし、鼻をへし折られた感じ。もっと下半身を強化して高校に挑みたい。」とコメントしている。
県内外から多くの誘いを受けたが地元・広陵高校に入学すると、1年生となった2009年の秋季県大会準決勝、祇園北戦で先発し7回を6安打1失点に抑えると、決勝の広島新庄戦でも5回を2失点に抑えるとチームも12-2と大差をつけて勝利した。
中国大会ではエース有原航平(現早稲田大)が登板し投球機会は無かったが、15回2/3を投げて14安打15奪三振、四死球3、自責点3という内容だった。
2年となった2010年のセンバツ大会では、エース有原の好投などで準決勝に進出、準決勝の日大三高戦では8回に有原が打者一巡の猛攻を受け1イニング10失点、リリーフした上野健太投手も抑えられず3番手としてリリーフ登板する。
最速139㎞、130㎞後半の伸びのあるストレートを揃えて2アウトを奪った。試合は5-14で敗れた。
夏の広島大会は4試合にリリーフ登板し、7回1/3を2安打無失点に抑えた。甲子園では2回戦で聖光学院と対戦、エース有原と聖光学院・2年生歳内宏明の投げ合いとなり、0-1で敗れ、登板の機会は無かった。
3年生となった2011年はエースは上原健太に譲ったがリリーフとして広島商戦では7回に登板し3奪三振、準決勝の広島国際学院戦では4-4の同点の場面でリリーフで登板し延長10回まで投げるが、10回にサヨナラタイムリーを打たれて敗れた。
3位決定戦でも総合技術に敗れ、中国大会に出場できずセンバツへの出場を逃した。