岸快誠選手の実績
日本ウェルネス高校2年時から頭角を現し2勝をするなど力をつけ高校3生時には直球が145kmに達して東東京注目投手にもなったが、岸は6月頃に腰を痛めて調整が遅れ、大会直前に実戦復帰できるようになったものの、長いイニングを投げるのは難しいため、リリーフとしての待機だった。 マウンドに登ったのは3年生右腕の東谷泰輝。東谷は125キロ前後の直球とスライダーを投げ分け、3回まで無安打の快投を見せたが、4回表に立教池袋打線につかまり、6連打で4失点。その後、2番手右腕・西村光生位
がピンチを凌ぐが、5回表、一死満塁のピンチの場面で、エース・岸が登板する。 岸は「まだ復帰したばかりで、変化球の練習はあまりできなかった」と、自慢のストレート中心の配球。常時136キロ~140キロのストレートでねじ伏せ、二者連続三振。その後も次々と三振を奪い、立教池袋打線の勢いを完全に封じた。
岸のストレートは常時のスピードだけではなく、手元で全く失速しない回転数の高いストレートが魅力。「無駄な四球を出してしまい、良い投球ではなかった」と振り返るが、最終的に4.2回を投げて9奪三振、無安打、無失点。最速140キロが5球と、十分に能力を発揮してくれた。そして7回裏には適時打を放った。
その後内部進学をし日本ウェルネススポーツ大学に入り1年春からリーグ戦に登板し、同年秋に148kmを記録。2年秋に同大会で優勝する帝京相手に7回無失点と好投するなどこの先の成長も気になる投手になっております。