長野久義選手の実績
基山中学校時代は九州硬式少年野球協会フレッシュリーグ所属の「筑紫野ドリームズ」に在籍。筑陽学園高校へ入学し、2002年の春季九州地区高校野球大会ベスト4進出。
日本大学に進学。
2年次までは三塁手だったが、打撃力を生かすため、3年次となる2005年の東都大学野球春季1部リーグ戦から中堅手に転向。
4年次となった2006年に急成長し、春季は12試合出場、打率.489(47打数23安打)、主将を務めた秋季は13試合出場、打率.404(52打数21安打)で1995年秋・1996年春の高須洋介(青学大)以来となる2季連続首位打者となり、ベストナインにも満票選出された。強肩・俊足を兼ね備え、プロの注目を浴びることとなった。同年秋の日米大学野球選手権、IBAFインターコンチネンタルカップ、2006年アジア競技大会に日本代表として出場。東都大学リーグ通算87試合出場、290打数85安打、打率.293、10本塁打、40打点。
2007年に本田技研工業へ入社。同社のノンプロチームHonda硬式野球部へ入部した。Hondaでは第62回JABA東京スポニチ大会で社会人デビュー。主に3番・右翼手としてチームのベスト4入りに貢献し、同大会で新人賞。また4月の第55回JABA静岡大会では準決勝で先制本塁打を放つ活躍が認められ、大会最優秀選手に選出された。
2009年巨人に単独一位指名され入団。
2009年、開幕一軍の切符を手にした。その後、前年の5番打者亀井善行の不振もあり、レギュラーとして出場すると期待に応える。しかし、9月になると不振に陥り、同月17日、不振からプロ入り初の二軍降格を経験するも、シーズン終盤には坂本勇人の不振で1番での先発出場を経験するなど、4番・5番を除く全打順での先発出場を経験し、最終的に1年目にして規定打席に到達、打率.288、19本塁打をマークした。19本塁打は高橋由伸と並び、巨人の新人では3位の記録。これにより2010年の新人王を獲得。
2011年、打率.316、17本塁打、OPS.847と好成績を収めた。首位打者獲得しベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した。
2012年、開幕戦は3番でスタートしたが、シーズン序盤に坂本と打順を交代し1番に抜擢された。春先から安定した活躍を見せ、7月にやや調子を落とすものの8月には復調し、最終的に2年連続となる打率3割を記録。また、20盗塁(リーグ2位)・出塁率.382(リーグ2位)、そして同僚の坂本勇人と並びセ・リーグ最多安打となる173安打を放ち、1番打者としての役割を存分に果たす活躍を見せた。攻守にわたって活躍し、優秀選手に選出された。
2013年、第3回WBC日本代表選手に選出。
シーズンでは、不振が続き、下位打線で出場する機会も増えた。
2014年、6月に月間打率.357を記録し、7月下旬から8月初旬には4番を務める試合もあったもののシーズン全体では不振だった。