山下翼選手の実績
熊本県出身で河浦中学校では野球部にプレー。また陸上の短距離走選手としても、ジュニアオリンピック熊本県予選の100m走で11秒41の好タイムで優勝するなど活躍をした。
九州学院に入学すると1年生となった2009年には1番センターとしてレギュラーで出場し、守備で勝利に貢献し決勝まで勝ち上がったが、決勝の熊本工戦では6-7で敗れた。打撃では23打数5安打2打点とリードオフマンとしてあと一歩の成績だった。
2年生となった2010年夏の熊本大会では3番センターで出場、準決勝までは18打数5安打1打点だったが5盗塁をマーク、決勝の八代東戦では左中間にタイムリースリーベースヒットを放つなど2安打2打点の活躍で7-3で勝利、甲子園出場を決めた。
甲子園では開幕試合となった松本工戦でドラフト候補だった柿田裕太投手(現日本生命)から2安打を放つなど5打数2安打、15-1で大勝すると、2回戦の山形中央戦では同じ2年生の横山雄哉投手からタイムリーツーベースヒットを放つなど3打数2安打の活躍をみせた。
3回戦の鹿児島実戦ではセンター前ヒットの打球をダイレクトでホームに送球し二塁走者を補殺する強肩を見せ、打っても5打数2安打を記録した。
準々決勝の東海大相模戦では一二三慎太投手(2010年阪神2位)に4打数ノーヒットに抑えられ、10-3で敗れた。甲子園でも6盗塁を決めるなどその走力にプロも注目をした。
3年生となったセンバツ大会では初戦の国学院久我山戦で2年生の川口貴都投手からタイムリーヒットを放ち4打数1安打、守備でも足を活かしてヒット性の当たりを捕球するなどのプレーをみせた。2回戦の履正社戦では2-8で敗れたものの、3回には内野安打で出塁、6回にはエラーで出塁すると、盗塁を決め、その後レフト前ヒットで2塁から一気にホームに生還する走力を見せ、プロからも高い評価を受けた。