鷲尾拓也選手の実績
秋田県出身で能代高校に入学し、3年生でエースとなると夏の選手権秋田大会では1回戦の新屋高校戦では5回コールドで完封、2回戦の角館高校戦でも1失点完投も3回戦で金足農業に9失点で敗退した。
能代高校で1年先輩でエースだった畠山投手のいる國學院大学に入学すると、3年生までは1部2部ともにリーグ戦で登板せず、初登板は4年生となった2010年春季リーグ戦の国士舘戦でリリーフで3回を投げて1安打無失点の投球を見せた。
次の亜大戦1戦目は中継ぎで1イニングを抑えると、2戦目で先発を任されたが2回1/3で4安打を浴び2失点で降板した。
その後は立正大戦でリリーフとして3回をノーヒットに抑えると2戦目でもリリーフで6回をノーヒットに抑え勝利を挙げた。
5月18日の中大戦では1戦目の先発に抜擢、沢村投手と投げあうと9回を1安打3奪三振で完封勝利した。
秋季リーグ戦でも先発、抑えとして投げ、10月19日にはドラフトの目玉となった中大・沢村投手と再び対戦、1-1で延長戦に入ると、13回まで白熱した投げ合いとなり、14回に1点を失い敗戦した。14回で7安打4奪三振2失点。
しかし11月22日に再び沢村投手と投げあうと見事に完封勝利を挙げた。9回5安打3奪三振だった。
7試合を投げて3完投、3勝1敗47回1/3を投げて38安打16奪三振、防御率2.09で見事國學院大學80年ぶりの優勝に貢献した。
明治神宮大会では1回戦で九産大と対戦、榎下投手との投げ合いとなり、終始落ち着いた投球を見せ、スライダー、チェンジアップなどの変化球に130km~140kmのストレートを交えて打ち取っていたが、甘くなると痛打を許し3失点で降板した。