大石達也選手の実績
福岡県出身で小学校2年生からソフトボールを始め、大宰府西中学校では大野城ホークスボーイズに入団し投手、外野手としてプレー、3年生の時に九州大会に出場すると、九州選抜チームに選ばれて全国大会で優勝を飾った。
福岡大大濠高校に入学すると1年生の春から外野手として試合に出場、野手として活躍を見せていたが、2年生となった2005年の秋季大会から投手として登板し、南福岡大会準々決勝では7回参考ながらノーヒットノーランを記録した。
3年生となった2006年は140kmを投げる本格派右腕として注目を集めたが、夏の選手権福岡大会では初戦となる2回戦で福岡第一と対戦、郭投手と投げ合うも1-2で敗退した。
プロ志望届けは提出せず早稲田大学へ進学すると、当初は高校通算9本塁打の強肩野手として評価されており、当初は遊撃手として練習した。しかし、本人の強い希望により投手としても練習を続け、2007年の大学選手権では関西国際大戦で大差のついた場面で登板し、2回を1安打3奪三振で無失点、145kmをマークしたストレートに注目が集まった。
秋季リーグ戦では東大戦で先発し5回を1安打に抑えたが、他は抑えとして9試合に登板、24回を投げて15安打2失点に加え30奪三振を記録した。
2年生となった2008年の春季リーグ戦では17回2/3を投げて5安打しか打たれず32奪三振、0失点2四死球。秋季リーグでも16回を投げて4安打0失点、34奪三振に四死球1と驚異的な活躍をみせた。
3年生となった2009年は調子を落とし、防御率は春は2.70、秋は2.22で春には連続無失点イニング記録を38回2/3で途切れさせてしまうが、それでも三振数は春は20回で22三振、秋は28回1/3で35三振と驚異的ともいえる三振奪取数を続けた。春季リーフでは154kmをマークし、秋季リーグでは規定回数に達しベストナインにも選ばれた。
4年生となった2010年になっても2年生時ほどの凄さは見られないものの春は23回を投げて35奪三振で防御率は2.74を記録、世界大学野球選抜のメンバーに選ばれると、予選ラウンドの韓国戦では9回1イニングを投げて三者三振、決勝ラウンドの台湾戦でも9回1イニングを1四球3奪三振に抑え、続くアメリカ戦でも9回1イニングを三者三振、3位決定戦の韓国戦では9回1イニングで始めてヒットを許したものの、1三振を奪い危なげない投球をみせた。
結局4試合で4イニングを投げ、ヒット1安打に抑え、10奪三振、1四球、無失点という完璧な内容だった。
最後のリーグ戦となる秋季リーグ戦でも10月25日現在、7試合を投げて2勝0敗、21回で28奪三振、9安打7四死球、自責点4で防御率1.71の成績。