福井優也選手の実績
岡山県出身で小学校3年生からソフトボールを始め、遊撃手としてプレーした。西粟倉中学校では佐用スターズに入団し2年生から投手として投げ始める。
済美高校に進むと1年生の秋からエースとして登板、2年生となった2004年のセンバツでは、1回戦で土浦湖北と対戦、須田投手(現JFE東日本)と投げ合い3安打10奪三振で完封勝利、2回戦では東邦の岩田投手(現中日)と投げ合い1-0の完封勝利。以後、東北戦の真壁(現ホンダ)、明徳義塾の鶴川、松下健(現埼玉西武)、決勝では愛工大名電の斎賀、丸山(元ヤクルト)などと投げ合い、1回戦以外は全て1点差で勝利し優勝を果たした。
夏の選手権でも安打を浴びながらも粘り強い投球をみせ、決勝では駒大苫小牧に敗れたものの準優勝を飾った。
3年生となった2005年の夏の甲子園では1回戦の旭川工業戦では10三振を奪い好調なスタートを切ったものの、2回戦では清峰高校と対戦、古川投手(現オリックス)と投げ合うも失点を重ねて敗退した。
投球は143kmをマークし粘り強い投球に加え、打力でも評価され、2005年の高校生ドラフトで巨人から4位で指名を受けた。
当初は入団に支障は無いと見られていたが、11月に入ると評価の低さを理由として入団を辞退した。
一般入試で早稲田大を受験するも不合格となり、一浪したのち推薦で合格しした。
早稲田大では春のオープン戦で150kmをマークしたが2007年春季リーグの東大戦では先発したものの3回で2失点で降板した。秋季リーグ戦では開幕前に右肩を痛めて登板を回避。
2年生となった2008年も制球力と急にコントロールを乱す精神力に課題を残すも、短いイニングで登板を繰り返し、秋季リーグでは10回を投げて10安打を打たれるも10奪三振。
3年生となった2009年春季リーグでは開幕シリーズとなる東大戦の2回戦で先発し6回を5安打11奪三振5四死球で1失点と勝利を果たすと、その後中継ぎとして登板するが、明治大戦では8回を7安打6奪三振で2失点と安定した投球を見せ始める。
早慶戦では2戦目で先発し5回3失点も勝利に貢献した。結局3勝0敗、28回26安打30奪三振で防御率はリーグ6位の2.86、152kmをマークした。
秋季リーグ戦では2勝2敗25回22安打27奪三振でリーグ10位の防御率3.60。
4年生になると安定度が増して、2010年春季リーグ戦では6試合に登板して3勝0敗、31回15安打32奪三振で防御率はリーグ3位の1.45。
秋季リーグ戦では早慶戦前までに2勝0敗、30回16安打32奪三振で防御率1.80と好成績を残している。