白根尚貴選手の実績
湖南中学では乃木ライオンズシニアで軟式でプレー、当時からスリークォーターからの速球は注目を集めていた。
高校1年春の早くも登板をし始め、秋季大会ではエースとなって登板、中国大会1回戦の熊毛南戦では8回コールド、2安打11奪三振1失点の快投をみせた。その後、岡山南戦でも4安打7奪三振1失点、広陵戦では有原投手と投げ合い、10安打を浴びながら12奪三振で3失点に抑え勝利した。決勝の関西戦でも9安打10奪三振3失点で完投し、中国を制した。33回を投げ40奪三振と高い奪三振率をみせている。
明治神宮大会でも活躍が期待されたが今治西の巧みな野球を前に7安打6四死球で4点を失い7三振を奪ったものの勝負に敗れた。
2010年選抜では初戦の向陽戦に先発、8回を3安打に抑え9奪三振を記録したが6四死球で2失点、チームも1点しか奪えず初戦敗退となった。
この時21世紀枠のチームに初戦敗退という結果を、野々村監督が「もう野球やめたいし、死にたい。腹切りたい。」とコメントし、退任騒動となる。
185cmの堂々とした体格でスリークォーターから投げるストレートは強い上体の力をつかった投げ方。下半身にはまだ余裕がある感じがする。そのため制球はバラつき安定しないところもある。それでも147kmをマークし110km台のカーブ、スライダーがいいところに決まると手も足も出ないピッチングを見せる。