大城基志選手の実績
沖縄県出身。
宜野座高校に入学すると3年生となった2005年の夏の選手権沖縄大会の2回戦で八重山高
と対戦し、キレの良い「宜野座カーブ」を武器に18奪三振をマークした。
名桜大に進学しエースとして活躍し、オープン戦では亜細亜大から17奪三振を記録するなど実力を見せていた。
4年生となった2009年には春の九州トーナメントで決勝まで勝ち進み、決勝の日本文理大戦では7回1/3を投げて6安打に抑えたが、チームは3-4で敗れ全日本選手権出場はならなかった。
JX-ENEOSに入社するとスポニチ大会・明治安田生命戦でいきなり先発に起用され、期待にこたえて7回を投げて2安打7奪三振で無失点の好投を見せた。
また準決勝の西濃運輸戦でも1-2と接戦の7回から登板すると得点を許さずチームは8回に同点に追いつくと、延長10回までの4回を無失点に抑えた。試合はタイブレークで勝利し決勝に進出、大城投手は新人賞を獲得した。
JABA静岡大会ではホンダ鈴鹿戦で7回5安打7奪三振で3失点、沖縄電力戦でも6回3安打7奪三振で1失点と好投をしたがいずれも負け投手となり予選敗退。
JABA東北大会では、大阪ガス戦で7回で7安打を打たれるも1失点に抑えて勝利すると、準決勝では9回を7安打8奪三振で3失点に抑え完投勝利して、チームの優勝に貢献した。
都市対抗の神奈川予選では本戦でもベスト4まで勝ち進んだ三菱重工横浜戦で3安打10奪三振の見事な完封勝利を挙げたものの、準決勝では再び重工横浜と対戦し先発したが、今度は6回で5安打6奪三振も4四死球で2失点で降板、その後チームは勝ちこされ本戦出場はできなかった。大城投手はその三菱重工横浜も補強選手として本戦に出場することになる。
本戦では中継ぎとして登板、1回戦で2回を1安打1奪三振で無失点に抑えると、2回戦の大和大田クラブ戦でも3回を3安打4奪三振で無失点に抑える。準決勝のJR九州戦では1回を投げて1失点したもののチームのベスト4入りに大きく貢献した。
日本選手権では1回戦で伯和ビクトリーズと対戦、七條投手(2010年東京ヤクルト2位)と投げ合い、9回5安打6奪三振で1失点完投勝利を挙げた。