南貴樹選手の実績
アメリカボストン生まれで、父親はアメリカ人。
3歳で日本にくると小学校1年生から野球を始め、宮前中学校では名門・武蔵府中シニアで、3年生の夏の関東大会優勝、ジャイアンツカップでもベスト8に進出した。
浦和学院に入学すると、2年生となった2009年の夏の選手権埼玉大会の2回戦・菖蒲戦で大差のついた中継ぎとして登板。2回を3奪三振でノーヒットに抑えたものの3四死球で1失点し、制球の課題をみせたてその後の登板はなかった。
秋季大会では埼玉県決勝の花咲徳栄戦で先発するも途中で降板した。
冬に下半身を強化すると3年生となった2010年の春季大会で結果を見せ、埼玉大会の2回戦・春日部東戦では141kmをマーク、6回9奪三振の好投を見せると、浦和北戦でも7回10奪三振で無失点、自ら先制タイムリーも放つ。
上尾戦では144kmをマークするも4回1/3で3安打6奪三振も5四死球で押し出しで1点を与えるなど制球を乱て降板した。
関東大会では桐光学園戦で打たせて取るピッチングタイルを見せると9安打を打たれながらも2失点に抑えて完投勝利を挙げると、決勝の習志野戦では5回から登板しピンチを迎えるも三者三振に抑えると、5イニングで1安打6奪三振に抑えて、見事優勝を果たした。
エースを譲り背番号10として迎えた夏、直前の高崎健康福祉大高崎との練習試合で145kmをマークするなど期待を背負った2010年夏の選手権埼玉大会だったが、2回戦の浦和実戦で先発するとストレートは140kmしか出せず、1回にいきなり4安打で4失点するなど不安な投球を見せて4回に降板すると、準々決勝の所沢北戦でも7回5安打6奪三振で完封をするも1回2回で5四死球と制球の悪さは変わらなかった。
準決勝の本庄一高戦でも先発したものの2回で3四死球を出して降板した。