宮国椋丞選手の実績
沖縄県糸満市出身で、高嶺中学校では野球部で軟式でプレー、投手、内野手だった。
糸満高校に入学すると1年生で早くも頭角を現し2008年秋季大会では名護戦では7回1/3の場面から延長14回までの7イニング2/3で7奪三振を奪い無失点に抑えた。15回の先頭打者に死球を与え、そのランナーが生還して延長15回の末チームは敗戦した。
球速は140km台をマークしていたといい、また縦に沈む変化球で三振を奪う投球だった。
2年生となると2009年秋季大会ではエースとして沖縄県3位となり九州大会に出場。1回戦の鹿児島商業戦で先発、5回を5安打で無失点に抑えたがその後チームは1-5で敗戦した。
夏の大会では前原高校戦で完投したが3-4で敗戦となり、秋季大会でも準決勝で嘉手納に敗れた。
3年生となった2010年春季大会は宜野座、八重山商工などをやぶって沖縄を制覇、九州大会では飯塚高校を相手に先発するも3回に6点を失い降板した。
最後の夏となった沖縄大会では初戦の前原戦で先発し144kmの速球を柱に5回コールド、ホームランも放っている。その後抑えとして登板して勝ち進み、中部商戦では満を持して先発、3安打11奪三振で完封勝利を収めた。この試合には読売スカウトが5人で見守り、「岩隈タイプの投手」と高い評価をしている。
決勝の興南戦では島袋投手と6回まで1-1の投げ合いを演じるが7回に8失点し、甲子園を見ることはできなかった。