大塚椋司選手の実績
東京都福生市出身で4歳から野球を始めると、小学校1年生で福生フェニックスに入団し投手となった。中学生になると瑞穂シニアに入団し3年生でシニア選抜に選ばれるなど活躍を見せていた。
聖望学園高校に入学すると1年生から公式戦で登板し、2年生となった2007年の秋季大会ではエースとして登板、埼玉大会の初戦・滑川総合戦で19奪三振を記録して注目を集めた。関東大会では1回戦の山梨学院大付戦で2失点完投で勝利すると、続く霞ヶ浦戦では完封勝利、準決勝の慶應高校戦では登板しなかった。
3年生となった2008年はセンバツ大会に出場し、初戦となった2回戦の小松島戦では146kmをマーク、7安打6奪三振で完封勝利を飾る。3回戦の履正社戦では14安打を打たれながら10奪三振で5失点も7-5で勝利、この試合では打撃でもホームランを放つなどパワーをみせた。
準々決勝の平安高校戦では8回2/3を投げて2安打11奪三振無失点と完璧な投球をみせ、準決勝では斎藤圭祐投手(現読売)の千葉経大付と対戦、6安打8奪三振2失点で完投した。
決勝では東浜巨投手(現亜大)の沖縄尚学と対戦すると、2回で3安打を浴びて2失点し降板、8回に再びマウンドにあがり1安打を打たれるも1奪三振で0点に抑え、意地をみせた。
ドラフト候補として注目を集めた夏の選手権埼玉大会だが、大塚投手が大会前から不調で、初戦の大井高校戦で先発したものの失点を重ねて降板、チームは延長10回に8-9でまさかの初戦敗退となった。
プロ志望届けを提出したものの、夏の不調によってプロも指名せず、新日本石油ENEOSに入社する。
すると2009年3月のスポニチ大会で抑え投手として登板し、JFE東日本戦では151kmを記録するなど復活の投球をみせ、優秀選手賞、新人賞を獲得するなど周囲を驚かせた。
都市対抗の2次予選でも抑えとして活躍して1位で本戦出場を決めると、本戦の2回戦・NTT東日本戦では7回から登板し2イニングを2安打4奪三振で無失点に抑えた。チームは0-2で敗退した。
日本選手権でも初戦の新日鉄広畑戦で登板し、9回の2-2の同点の場面で登板し三振は無かったものの3人をノーヒットに抑えた。10回は登板せずチームは敗退した。
2年目となった2010年のスポニチ大会では決勝で劣勢の場面での登板で1回を1三振無失点に抑えた。都市対抗でも2次予選の相模原クラブ戦でリリーフ登板しただけで、登板機会が少ない。