大谷樹弘選手の実績
生まれつき左ひざに「骨分離症」という病気を抱えていたが、小学校3年生から野球を始め、中学校では県選抜チームのエースを務めた。
作新学院に入学したが、入学後に左ひざの症状は悪化、鋭い痛みが続き2011年2月末に手術を受けた。主治医からは野球部復帰は秋からと宣告を受けたものの6月にリハビリを開始すると、7月の夏の栃木大会準々決勝・強豪・宇都宮南戦でいきなり先発を任された。
7回を7安打2失点に抑えると、打撃でもホームランを打ち勝利に貢献、その後、文星芸大付戦では6回を6安打3失点、決勝の宇都宮商戦でも6回4安打無失点、9回に再び登板するとノーヒットで抑えチームを優勝に導いた。
夏の甲子園では初戦の福井商戦で4安打1失点で完投勝利を挙げると、2回戦の唐津商戦では153km右腕・北方悠誠投手と投げ合い、9回1アウトまで2失点に抑えて勝利した。
3回戦の八幡商戦でも8安打3失点で完投し、チームをベスト4まで進出させた。