三上朋也選手の実績
岐阜県多治見市出身で南ケ丘中学校では野球部で投手、捕手として軟式でプレーしたが、大型選手として近隣の高校から注目された存在だった。
地元の名門・県岐阜商に入学すると内野手に転向し、2年生となった2006年の夏の選手権では甲子園に出場すると、1回戦で智弁和歌山戦では7番サードで出場する。6回には竹中孝昇投手からセンター前ヒットを放ったがチームは１－４で敗れた。
秋からは投手に転向すると140kmをマークするまで成長し注目されるようになったが、3年生となった2007年の夏の選手権岐阜大会では3回戦で中京高校と対戦して敗れた。
190cm近い大型選手で、高校通算18本塁打の長打力と強肩を評価され、日本ハム、千葉ロッテなどが注目していたが、投手へのこだわりが強くプロ志望届けは提出せず法政大学へ進学した。
法政大に入学すると小松剛（2008年広島ドラフト3位）、二神一人（2009年阪神ドラフト1位）、武内久士（2009年広島ドラフト3位）、加賀美希昇（2010年横浜ドラフト2位）といった早々たるメンバーがおり、1年目は登板が無かったが2年生となった2009年は主にリリーフとして登板、慶応大戦では先発を任されると7回を4安打5奪三振で1失点に抑え、勝利投手にはならなかったもののチーム勝利に大きく貢献し、法政大学のリーグ優勝に貢献した。春季は5試合に登板し18回2/3を13奪三振、自責点4という成績を残した。
2009年大学選手権では2回戦の日本文理大戦では４－３と点差がつめられた3回1アウトから登板、7回まで2安打4奪三振で無失点に押さえ勝利に大きく貢献、決勝の富士大戦では安定感を買われて先発すると5回を4安打7奪三振で1失点に抑える好投をみせた。チームは8回に１－１の同点に追いつくと9回に4点をとり全国制覇を成し遂げた。
秋季リーグ戦は6試合に登板、当初はリリーフとして登板していたが投手陣が全体的に不調で登板しては失点を重ねていたが、立教大戦で先発にまわると、早大戦では1戦目の先発を任され斎藤佑樹（2010年北海道日本ハム1位）と投げ合うも4回2/3で6安打3失点で降板した（試合は３－３の引き分け）。明大戦でも先発を任されると、5回を3安打5奪三振、自責点0と本来の投球を見せることができた。結局18回1/3で16奪三振、自責点5という成績を残した。
3年生となった2010年の春季リーグ戦では、立教大2回戦で先発し7回を7安打1失点に抑えてリーグ戦初勝利を挙げたが、その後は結果を残せずリリーフにまわる。2勝3敗、22回2/3で13奪三振、防御率1.99という成績だった。
秋季リーグ戦では不調で明大戦に先発したものの5失点で降板するなど、4試合11回で7失点、防御率5.73に終わる。