三嶋一輝選手の実績
福岡県出身で周船寺小学校6年生まではサッカーをしていたが、6月に怡土少年野球クラブに入団し野球を始める。
元岡中学校では内野手としてプレーし控え投手でもあった。
福岡工業高校に入学すると、1年生となった2006年の秋に投手に転向し、2年生となった2007年夏の選手権福岡大会3回戦の久留米筑水戦では延長10回を無失点に押さえ、チームのサヨナラ勝利に結びつけるピッチングを見せた。5回戦の飯塚高校戦で完投したものの8失点で4-8で敗退した。
3年生となった2008年は147kmに達したキレのあるストレートと、鋭くそして大きく曲がるスライダーを武器に、春季福岡大会を3位で九州大会に進むと、1回戦で清峰高校を1失点に押さえ、2回戦ではセンバツ大会優勝の沖縄尚学と対戦、東浜巨が登板せず投げ合いにはならなかったが、3安打14奪三振、4-3で勝利を挙げた。
準々決勝の宮崎日大、準決勝の東福岡にも勝利すると決勝の浦添商戦では、伊波翔吾と投げ合い、2-0で完封勝利し優勝を果たした。
結局7試合連続で二桁奪三振をマークするなど、九州大会では34回を投げて50奪三振を記録し、一躍ドラフト候補に名前が挙がった。
5月に腰痛で戦線離脱したものの最後となった2008年夏の選手権福岡大会では、3回戦の明善高校戦で8回17奪三振を記録し復活を見せた。
しかし、5回戦の福岡国際大付戦では二保旭投手(2008年福岡ソフトバンク育成2位)と投げ合い9回まで2-2の同点で延長に入ると、延長14回に榎本葵(2010年東北楽天4位)に公式戦初本塁打となるサヨナラ2ランを浴びた。
プロ志望届けは提出せずに法政大に進学したすると、1年生となった2009年にはリリーフとして登板し、鷺宮製作所との対抗戦で153kmをマーク、春季リーグ戦の立大戦では154kmをマークするなど速球派の抑え投手として3勝を上げ、リーグ制覇に貢献した。
秋季リーグ戦では5試合に登板し10回1/3を投げて12奪三振も自責点3で1勝1敗に終わる。
2年生となった2010年は主にリリーフとして登板も、ロングリリーフに加え、慶大戦、明大戦では先発を任されるなどフル回転に活躍し、8試合23回を投げて21奪三振、防御率0.39で最優秀防御率に輝いた。
秋季リーグ戦でも2戦目の先発を任され、慶大戦では3失点したものの完投勝利を挙げたほか、リリーフにも登板し、6試合32回2/3を投げて32奪三振、防御率2.20の成績を残す。