吉永健太朗選手の実績
東京都日野市出身で七生中学校では名門・調布シニアに入団し、3年生の夏の全国大会でベスト8まで勝ち進む。日中会長杯国際親善野球大会に調布シニアとして出場した。
日大三高に入学すると2年生となった2010年センバツ大会では準決勝の広陵戦で、エース山崎投手が先発したものの疲れもあり4回で降板、リリーフした投手が1アウトを取るも死球と四球にバントで送られた1アウト二三塁の場面で登板する。143kmの速球で3番を三振に切って取ると、4番丸子選手を歩かせたものの、5番をファーストゴロに切って取り無失点に抑えた。
しかし続く6回に先頭打者に2ベースを打たれると、四死球で満塁とし2点タイムリーを浴びる。そして7回には4番丸子選手にライトスタンドの中段まで運ばれるホームランを浴びて降板した。
1回2/3を投げて3安打3失点と苦しいマウンドとなったが3奪三振も奪い、大きな経験をした。
夏の選手権西東京大会では、初戦となる3回戦の狛江戦では5回からリリーフし5イニングをノーヒットに抑えるピッチングを見せると、準々決勝の堀越高校生で先発し、9回を6安打2失点6奪三振で勝利した。
準決勝では日大鶴ヶ丘と対戦、先発のエース山崎が7回に勝ち越されてリリーフ登板すると、ストレートは147kmをマークし延長13回まで0点に抑えたが14回に不運な内野安打で1失点、チームは敗退した。6回1/3を投げて6安打4四死球で1失点、5奪三振という内容だった。
秋季大会では決勝の国学院久我山戦で5安打10奪三振で完封勝利し、センバツ出場を決定的にした。