須田幸太選手の実績
茨城県出身で、小学校1年生で野球を始め、6年生の時に関東大会に出場し、内野手としてプレーした。
府中中学校では野球部に入部し、サードを守るも2年生で投手に転向した。
土浦湖北高校に入学すると1年生の秋からエースとして試合に登板、2年生の秋季関東大会では強豪をやぶって初優勝を果たした。
3年生となった2004年のセンバツではヒジ痛をおして出場すると初戦で優勝した済美高校と対戦、福井投手(現早稲田大)と投げ合い11奪三振を挙げるも9四死球と制球に苦しみ、鵜久森選手(現北海道日本ハム)にホームランを浴びるなど9失点で敗退した。
夏は3回戦で敗退した。
早稲田大学に進学すると、1年生2年生では登板機会が少なかったが、練習によりストレートのキレに加えスライダー、フォークの変化球も良くなり、3年生となった2007年春季リーグ戦では入学した1年生の斎藤投手を引っ張るエースとしての活躍を見せ、先発、抑えと7試合に登板し、30回を投げて25安打で防御率はリーグ4位の2.10。また22三振を奪っている。
秋季リーグ戦では2勝1敗に終わったものの、4年生となった2008年のリーグ戦では6試合に登板し2勝0敗、防御率0.73で堂々のリーグ1位となった。
ドラフト候補としても注目され、チームメイトの上本、松本、細山田がプロ志望届けを提出するなか、社会人入りを決意し、JFE東日本に入社する。
入社前のスポニチ大会では1回戦で3番手として登板し好投して1勝を挙げると、三菱重工名古屋戦では先発して2勝目を挙げ、新人賞を獲得した。
都市対抗ではチームとしては本戦に出場できなかったがホンダに補強選手と選ばれると
1回戦の鷺宮製作所戦では7回1アウトから登板し2回2/3をノーヒット2奪三振に抑えた。
その後も抑えとして1点を争う場面で登板し、全4試合で9回1/3を投げて5安打1失点、9奪三振を記録して優勝に貢献、若獅子賞を獲得した。
日本選手権の出場は無く迎えた2年目の都市対抗ではチームとして本戦に出場すると、初戦の新日鉄広畑戦では145kmをマーク、4安打10奪三振1失点で完投勝利を挙げ、続く2回戦の三菱重工広島戦では8回で7安打を打たれるも5奪三振で1失点に抑え勝利した。